サウンドトラック

疾ってる疾ってる狂ってる狂ってるウタってるウタってる。古川日出男の脳はどうなってんだ?どういう頭の構造でどういう妄想を繰り返せばこんな物語が紡げるのか。げに恐ろしい男だ。読む際には彼のリズムに同調して、トランス状態で突き進む事をお進めします。疲れるけどな。
個人的には「ヒツジコの手紙」とか「動物紹介」とか、著者自身の手によるものなのか気になる。特に手紙とかスッゲ。中学生女子の書く文章を集めて検討したのかな。でもあのフォントは流石に無理だろ。誰に頼んだのやら。
この作品、パートで切り分けて安易に漫画化とかされそうな希ガス。トウタ編をウルトラジャンプ、ヒツジコ編をマーガレットとか。確実に中途半端な駄作が出来そうなので、絶対やめて欲しいのだけど。

サウンドトラック 上 (集英社文庫)

サウンドトラック 上 (集英社文庫)

サウンドトラック 下 (集英社文庫)

サウンドトラック 下 (集英社文庫)