ブコフの魔

あそこってジャンル分けが強引で且つ、明らかに書籍の知識が皆無(と言うより思考停止してる)な棚差しが多々あるじゃないですか。上のエントリで書いた事例もあるし、資格試験の本が経済とかPCの棚にあったり、早川JAがハヤカワ棚とラノベと一般文庫に分散してたり。ま、あんまり人の事は笑えないですけどね。webテストって題名の本がPC売場に混入するのは、ウチの店だけじゃないハズだ。
ココで「棚のメンテがなっとらん!」って顔を顰めたり、あるいは「ブコフの店員は○○」なんて煽ったりって人も居るかと思います。けどね。実は俺、あの状態が大好きなんです。
ブコフの、特に100円コーナーを漁る時って、ある意味トレジャーハンティングじゃないですか。あれがキッチリ整理されてると、あるジャンルの棚を見たらそれで終了な訳です。しかしあの混沌の中で延々と本を探すと、いざ宝を発見した時は「ウオオォォォ!」と雄叫びをあげたくなるね。叫ばんけど。ま、叫んでも「いらっしゃいませコンニチワー」に掻き消されるから無問題か。本屋も古本屋も「居るだけで楽しい」空間であることに変わりは無いのだけど、ダントツで楽しいのはやっぱりブコフ。混沌であればあるほど良し。
そういう事なんで、ここで一つブコフにお願いしたい。棚をキレイにメンテしようなんて気は起こさんでくれ。今のままのキミが好き。