街道をゆく〜北海道の諸道

フェア台刷新に関して色々と売場を手直ししてる時、ふと目に付いたのを衝動買い。北海道編って去年そこそこ売ったデータがあるのだけど、俺の頭の中からは存在が抜けてました。
まだ前半の函館編を読んでる途中なのですが、取り上げてる題材は中世の道南・松前氏にまつわるお話とか、幕末のゴローニン事件〜高田屋嘉兵衛の流れとか。地元民なら小中学校の社会科で教えられるので、みなさん概要は知ってるお話です。でも司馬遼の文章って、そういう既知の事柄とかあまり興味の向かないお話とかでも、不思議と面白く魅力的に読ませる魔力がありますよね。細部では知らないエピソードも出て来たりして、郷土史のおさらいとしても勉強になります。
目次を眺めると6割程度は道南に割かれ、残りは札幌方面の様子。なーんか俺の中で「郷土史ブーム」が中学時代以来再び巻き起こりそうです。危ないなぁ。