血は三代で途絶えたか。

春の天皇賞を史上初めて連覇するなどG1レースで4勝を挙げた芦毛(あしげ)の名馬、メジロマックイーン(牡・19歳)が3日午後5時15分、心不全のため北海道浦河町社台スタリオンステーション荻伏で死んだ。

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同日午後5時ごろ、マックイーンは今年3頭目となる種付けを終え、いつも通りきゅう舎に戻った。直後の午後5時15分ごろ、突然けいれんを起こし倒れたという。苦しそうにいななき暴れるマックイーンの顔を駆け付けた林場長とスタッフは壁にぶつけないように抑えたが、5分ぐらいで動かなくなった。最後は苦しさのためか、右目に涙をためていたという。

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前日までに種付けをした2頭は無事受胎し、順調に行けば来春、マックイーンの最後の産駒が誕生する。親子3代で天皇賞制覇を果たしたマックイーン。「4代制覇」の夢は、残された産駒に託された。

巨星墜つ。ご冥福をお祈りいたします。私が競馬にハマる前の活躍馬でしたが、その戦績と血統に惹かれて何度もビデオやDVDで走りを鑑賞した馬でした。産駆が出て来ると予想にイロ付けたりね。
受精率が極端に低かったメジロアサマが奇跡的に送り出したメジロティターンメジロ牧場の創業者・北野豊吉氏の「ティターンの子供で天皇賞を・・・」という遺言を見事に達成したマックイーン。親子3代の天皇賞馬に「4代目」を期待する心は、天国の北野氏もファンも同じだろう。現状ではかなり難しいが・・・。しかし、あと何年かは「夢」を見る事が出来る。