辞書

教科書販売の時は学校推薦の電子辞書も売ります。数日前から陳列はしていて、たまに一般のお客さまも買ってくれたり。自分が高校生の時は電子辞書が少数派だったのですが、最近はどうも違うようです。電子辞書の売上が大きくなった分、紙辞書の売上は如実に落ちてたり。時代の流れなのでしょうか。
データベース化と検索ってのはコンピューターが得意とする分野なので、辞書が機械化するのは当然の流れだとは思います。ただ個人的な考えとしては、やはり学習を念頭に置いた場合、紙の辞書を使って調べるというプロセスそのものに学習効果が含まれていると思うんですよね。用法や意味が複数ある場合なんかも、人目で網羅できる点は強みかと。それにイチイチ単語を入力して検索するより、パッと手に取ってパッと探した方が早いと思います。まあいずれも個々人の感じ方次第なのですが。今の若い人達は電子辞書の方が使い易いのかもしれないし、場所を取らないのは確かですしね。
結局の所、紙の辞書が脇に追いやられることに対する淋しさなのかもしれません。時代に適応出来てないのかな。