パパはウルトラセブン

ウルトラセブンパパは、家族のために、今日も闘う」
閉店後に立ち読みしましたが、何か凄く・・・良いです(いろんな意味で)。僕らのヒーローだったウルトラセブン(見たのは再放送だけど)が、今度は家族のために戦ってます。
たぶんこれ読んで感動するのって、お父さんだよね。小さい頃ウルトラセブンは、悲しみや辛さを乗り越えて、地球の平和を守るために戦っていた。その姿が今の自分に重なる、と。で、絵本として子供に買い与えて、どうかお子さん達、パパの偉大さを理解しやがれコノヤロウ・・・ってことじゃないだろうけどさ。
実際子供たちがこの絵本読むと、どうなんでしょう?前提としてある「ウルトラセブンの偉大さ」ってのが無い訳だし。ケロロ軍曹のネタをガキが理解できるのか?という命題と同程度に心配です。まあ、それでも言いたい事は伝わる構造になってますが。
個人的に大ヒットしたのは、「単身赴任で怪獣退治の後薄暗い部屋で1人飯を食うセブン」とか「新築した一戸建てのフローリングにガキが傷をつけ、激怒するセブン」等の描写。絵がシュール杉。
家で飼ってるペットが3匹のカプセル怪獣だとか、会社の上司が「セブン上司」で、「恒点観測員340号君、今月のノルマどうなってんの!ええ!?」なんて言われるシーンがあったりしたら、もっと良かったのになぁ。

パパはウルトラセブン

パパはウルトラセブン