ビールについて 其の一

先ずはこの記事。

ついカッとなって老害逝け」とか書いた。反省はしていないが、思うところがあったので幾つか。


■ビール会社の社員はビール党じゃないとダメなの?

「若者のビール離れは著しい。女の子だけでなく、男までが“ビールは苦くて、おいしくない”と言うんです。ウチにも、ビール会社に入社しておきながら、シレッと“ビールは飲めません”という若手社員がけっこういますよ。
なんで入社を志望したんだか」(大手ビール会社社員)

「大手ビール会社」って言うのだから4社のどこかでしょう。サッポロ・キリン・アサヒ・サントリーいずれも総合飲料メーカーな訳で、ビールだけを商っている訳ではない。にも関わらずこんな発言をする社員の神経を疑いますね。こういう人が若手の商品企画に筋違いのNGを出して業績を悪化させるのですね、わかります。


■「とりあえずビール」って文化、まだ生きてるの?

素朴な疑問。というのも、最近自分の周りでは殆ど見ないのですよこの光景。

会社関係だと最近はどこでもアルハラパワハラってモノに皆が敏感じゃないですか。だから少なくとも「酒が飲めない人への配慮」は確実にあるので「何飲みますか〜?」って確認が必ずあると思うのですよ。基本的にはウーロン茶オーダー余地ですけど、そのタイミングでビール以外の人は注文出すわけです。で、「残りはビールでOK?」となる。

上司数人と自分ってパターンが地雷なのでしょうか? でも自分が一番下っ端ならオーダー仕切るのは自分の仕事ですから、そもそも「とりあえず」って発生しない。仮に「おまえビールだめなの?」みたいな会話が発生しても、それは「飲み話題その1」的な扱いな訳で(そういや新卒で入った会社、ジントニ注文したらオッサン上司に「新人類キタコレ!」的な反応されたなww)。

会社以外の飲み会は言うまでも無く。むしろ「飲み物オーダーから女の子との話題作りスタート」って側面さえあるだろリア充? あー、おにゃのこと飲みに行きたひ。

こう考えると、実は「とりあえずビール」という文言自体が既に死語化してるのでは?という疑惑さえ発生したり。


■何が問題なのか?

じゃあ、なぜこういう話題が注目を集めているのか? もうココに尽きると思うのですよ。

かつては飲めなくても最初の一杯はビールという暗黙の了解があった。
それが社会人のたしなみではなかったのか。

こういうね、下らないルール・価値観を未だに押し付けようとする、ごく一部のボンクラ。いやコイツらに言わせればさ「乾杯がビールで揃わないから歯車がズレる」とかなんでしょ? そんなもん手前の脳内問題ですし、仮にそれで場が白けるってなら手前の仕切りが悪いだけですから。
絶滅危惧種だけど稀に存在するこの手のアホに対して、多くの人が反感を覚えている、と。だからコレはビール云々の話題じゃないのですよ既に。異なる価値観との間でバランスを取れない、枠からハミ出ると一切のコミュ力が消失するオールドタイプ。彼らに対して「さっさと埋葬されてね!」という唱和が起こっているのです。だからねオジサン、早く認識改めないと路頭に迷うよ?


■ムキになった理由

実はワタクシ、ビールと結婚したいくらい大好きなんですよ。だからこういうね、ビールの評価を貶めるようなトピックスが見てられないってゆーか。ビールってものが若い人の間で少なからず誤解されてると思うのですよ。そこにね、更にこんなキチガイじみた記事に追い討ちされたらどうなるか・・・・・・ビールに謝れよゲンダイ! ゲンダイに広告出してるビール会社マジで考え直せ!
そんな訳で次のエントリは「ビール嫌いの方へのオススメ」です。