ドスペラード

魔法使いギルド=ヤクザ、テンプル騎士団=警察って設定からして(そして、作者が大和田秀樹である事からして)際限なく下らない、良質なバカ漫画であることはお分かり頂けると思う。既に各所でレビューが出ているが、以下の台詞のみでも十分にこの作品の阿呆っぷりは推察出来るだろう。

「30まで童貞を守ると、魔法が仕えるようになる」
“童貞輪廻(リインカネーション)”
“DTFB(童貞フラッシュバック)現象”
「萌えとは、他者から与えられるものではない。自らの内からこんこんと湧き出ずるものだ」
「萌えは童貞(ゆめ)を裏切らない 童貞(ゆめ)もまた萌えを裏切ってはならない」
“最終童貞、降臨!!”

童貞力ってのは一時期ブームになったし、それをネタにした創作も結構あった気がする。しかしここまでド直球で破壊力の高い作品は希有だろう。それ故に打ち切りっぽく終わってしまってるのがとても残念。イデエンドになってしまったのは、偏に編集部の熟練度が足りなかったからに他ならん。
なんか単行本の売れ行き次第で連載再開って話もあるので、みんな沢山仕入れて平積しよう。

ドスペラード (チャンピオンREDコミックス)

ドスペラード (チャンピオンREDコミックス)