帝都プチ書店巡り

全っ然時間が無かったのだけど、折角だから2件だけ書店を見て来ました。お陰で北斗星発車2分前にダッシュで駆け込むハメに。正直ヤケになっていた。今では開き直っている。
一件目。八重洲ブックセンター。高速バス乗り場に近いので学生時代には頻繁に通っていたが、書店員になってからは初訪問。相変わらず一階では古地図を売ってるのね。
見たのは1階文芸書売場と5階文庫売場のみ。ここは取り立てて派手なフェアをやってる訳でもないし、POPが多い訳でもない。そういう意味で個性は感じさせない「普通の」書店だと思う。(田舎の本屋に比べれば)圧倒的な物量が武器か。ただその「普通」の中で、基本的な事がキチンと出来てるなぁという印象。例えば新刊で『Self‐Reference ENGINE (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)』が積んであるが、その隣には『ジャン=ジャックの自意識の場合』と『鯨の王』がキチンと配置されている。先日言及した『廃帝綺譚』も『安徳天皇漂海記』と並べて面陳、さらにこれは時代小説側でも同様に面出しされている。こういう基本的な事が売場全体に渡って比較的ちゃんと出来ているってのは、各担当者の地力が大きく意識が高い(まさかあの規模を一人二人のスペシャリストが死ぬ気で維持してないでしょ?)って事だろうな。
文庫売場も同様だけど、1階に比べると粗が目立つかな。特に早川と創元の棚は「棚メンテ暫くやってない?」とか思った。
有栖川有栖エラリー・クイーンの文庫を購入。接客については何も申し上げません。忙しいから仕方ないよね。面白いと思ったのはレジの機械。レジ口は2つ3つあるのだけど、そこにはスキャンして価格表示する子機があって、お金入ってるレジ本体はカウンターの中に1台だけなのね。お金の管理は効率的になりそうだけど、レジ作業は少し煩雑になりそう。だからスグに列が出来るのか。
このお店での教訓は「基本徹底」かなぁ。
2件目。メロンブックス秋葉原。ぶっちゃけ『初犬 2 (いずみコミックス 63)』とエロ同人を買いに行きました。いつもアキバblogで画像は見てるけど、流石にあの物量をリアルで見ると頭が垂れる。凄い・・・凄すぎるよ・・・。試し読み用を1冊設けてるのに感動。「俺たちは自信を持ってこのエロをオススメする。お前自身の目で見て確かめ給え。」という気概が伝わった。あの雰囲気(俺が行った時間帯は店内外壁半周くらい列が出来てた)で長時間ダラダラ読む阿呆は居ないだろうから、大して他のお客さんの妨げにもならんしね。
列が進む間に棚をチェックしたのだけど、エライ古い本まで在庫がある。棚回転どのくらいか知りたいな。仮に1年売れなくても、あの規模だと「持ってることに意味がある」っていう部分もあるのだろうな。
先述の商業エロとペルソナ3のおっぱい同人を購入。ペルソナやった事無くて全然知らんけど、大当たりでした。
他にも色々行ってみたかったなぁ。次の上京時のお楽しみ。次があれば、だが、な...orz