Siphon-06E

昨日は休日だったので、某ナショナルチェーン新店を偵察に。ウチの店と競合する位置にあるので、正直当店存続の危機な訳ですが。
いやぁ〜デケェなぁオイ。売り場面積はともかくとして、棚が高いから本置きたい放題じゃないか!平台も文庫は3列置けるのかコンチクショウ!3列ってのは面陳量も増やせるけど、POPをつけた時の視線確保面でも優れてる。
店内装飾。「考えられたデザイン」ですね。壁の色から什器から。所謂「都会の本屋さん」的な雰囲気で、どこまで行っても(新店さえも)「田舎の本屋」なウチとはエライ違いだぜコンチクショウ。柱にも本を置けるようになってるけど、アレってなんか「売り物」って感じがしないなぁ。いっそポスターとか色紙飾ったり、ペーパーや予約表配布に活用した方が面白そう。いずれにしろ、ウラヤマスイ。
平台&企画台。「売れ筋と新刊でとりあえず埋めた」って気配。ウチの新店もそうだけど、最初はそういうテキトーな感じになってしまうものなのか。本好きが開店直後にチェックして店の評価を下すって事を考えると、いくら手間がかかってもオープン時に最高の売場を作るべきだと思うのだが。コミックは少し前の売れ筋とかを全点平積みとかしてて、明らかに場所埋めだった。一部で新刊が溢れてグチャグチャになってたり。お察しします。ウチみたいに平台で本が立ってないだけマシ。
棚。広いからウチで在庫できないモノ・在庫できないジャンルもバッチリだな。規模の割りにハヤカワ文庫(特にSF・FT)がショボかったり、逆に楽譜が凄い量だったり。この辺はウチを事前に視察した結果なのかもしれない。ユリイカのバックナンバーとか良いなぁ・・・サンカ本を熟読してしまった。
人。慣れないからかレジに集まってしまっている。売場に設けられた作業台に人影が無い。人事ながら万引が心配だなぁ。まぁ慣れれば良くなるのでしょう。
総括。当店オワタ!いや現状ならまだ戦えるけど、あれで各担当者が自分の色を出して「攻め」の売場作り始めたら、マジでヤバイ。在庫じゃ勝てない訳だから、こっちもそれを上回る企画で勝負せねば。しかしトップの考えは違うらしく、在庫を増やすことを考えてるクサイ。圧倒的物量の米軍には電撃作戦&航空支援!これ日本人の基本よ!?
あ、ラノベをチェックするの忘れた。たぶん現状はコミックと同様だろうけど。