アカダマ

連絡メモに『紅玉』の入荷数が書いてありました。最近お問い合わせが多い書籍。このタイトルを見た時、ふと思い出したのが医薬品の「赤玉」。小さい頃にコレを常に持ち歩いていた友人がいました。何に効く薬なのか、イマイチわからない不思議薬という印象。思い出したら気になったので、職場の人間に尋ねても返事は色々。やれ下痢止めだ健康増進だと。で、気になったのでグーグル先生に尋ねてみました。(以下はググった知識のみで構成された文章ですので、医学的信頼性には疑問が残ります。ご了承下さい。)
第一製薬のページで調べてみたところ、赤玉の正式名称は「エクトール赤玉」。下痢・食あたりって書いてますね。似た薬で只の「エクトール」ってのもあります。この2つの成分を比較してみると、赤玉の赤玉たる所以は「ゲンノショウコエキス」ってのにありそうです。それではこの「ゲンノショウコ」ってのは何だろう?調べてみました。

ゲンノショウコは、飲みすぎても便秘・下痢などの副作用がなく、優れた健胃整腸剤といえます。 食中り、下痢、慢性の胃腸病、便秘に効き目があり、煎じる場合は、時間をかけて十分煎じる必要があります。 (中略) ゲンノショウコの名前の由来は、古くから下痢止めの妙薬とされていて、古くの書に小野蘭山(おのらんざん)が記述した「本草網目啓蒙(ほんぞうこうもくけいもう・1803)」には「根苗ともに粉末にして一味用いて痢疾を療するに効あり、故にゲンノショウコと言う」という記述があります。そのことから「現に良く効く証拠」に由来しています。

なるほど。昔から使われてる薬なんだ。結局「下痢止め」なのね。同じような薬では「正露丸」が有名ですが、正露丸でググったりクレオソートでググったりするとわかるように、こっちはどうもヤバゲな薬みたいですね。もっとも販売停止処分になってる訳ではないし安全な薬であるとのレポートもあるみたいなので、本当のトコロはわかりませんが。
いやー、長年の疑問が解けるとスッキリします。実はこの文章を書く前は「赤玉って大して効かないって聞いた事あるし、ただのブラシーボ薬なんじゃねえの?ブラシーボだけに「ご清聴スパシーバ」とか言ってみるか」などと馬鹿な事を考えていたのですが、ちゃんと効用があるってわかって嬉しいやら悲しいやら。