風の歌を聴け

hoturlに毎日の社説が挙がってたので踏んでみました。「社説:特急転覆 安全管理で浮ついてないか
各方面でジョジョとかナウシカとか盛り上がってる様子。私の見解としては、この記事を書いた人は「電脳化と義体化の技術をさっさと開発して、運転士は社外センサーをリアルタイム確認汁!」と言いたいに一票。
で、この記事を読んで先ず私が違和感を感じたのは、そこじゃないんですよね。次の部分。

死者4人、負傷者三十余人を数える痛ましい事故である。乗客が少なかったのがせめてもの救いで、込んでいれば、さらに大きな惨事となっただろう。

「込んでいれば」?「混んでいれば」じゃないの?調べてみたら、こんなページを発見。http://www.geocities.jp/huanluosi/minority/dot-com.html

  • 常用漢字表の「混」の項に「こむ」というよみはない
  • てもとの複数の国語辞典で「こむ」をひくと、 みだしに「込む」だけをあげるものが3、 「込む」がみだしで「混む」がからみだしのものが1、 「込む」がみだしの先頭で「混む」の表記もあるものが1、 みだしの先頭に「混む」をあげているのは『広辞苑』のみ
  • てもとの複数の漢和辞典で「混」をひくと、 いずれも「まざる」「まじる」という意味をのせている
    (混入、混合、混沌、混成、……)
  • 「混雑」という熟語を漢和辞典でしらべると 「雑多なものがいりまじる」という意味で、 「こみあう」という意味はない
  • かりに最近になって「混雑」に「(雑多なものがいりまじって) こみあう」 という意味が派生したのだとしても、「混」の字だけが「こみあう」という意味を になっているのではない
    (「混 雑」を根拠に「混む」とかいてよいのであれば、 「 雑踏」ということばもあるので、 「電車が雑んで」もゆるされるべき。)

なるほどなぁ。ここは金田一先生に解説をお願いしたい所。