続編戦略

ズッコケ中年三人組』は取次でも豊富に在庫を持ってたらしく、明日通常の機械発注分が入荷します。新刊で機械発注がすんなり通るのは珍しい。
シリーズ一作目である『それいけズッコケ三人組 (こども文学館 (3))』の発行が78年ですから、当時6歳で読んだ人は今33歳か。幅広い世代に読まれてるなぁ・・・。こう考えると、今回の『ズッコケ中年三人組』は勿体ない気もします。いきなりオッサン化する前に、何段階かのステップを踏んで出した方が儲かりそう。
例えば、最初に『スッコケ三人組【BAKUON!!】』を出す。道を踏み外して順当に不良へ成長した三人組の、傷だらけの青春を描きます。もちろん表紙はあの絵で。挿絵も。当然バイクも。
次に出すのが『ズッコケニート三人組』。更生したと思ったら、薬が効き過ぎたのかニートと化した三人組。三人だけの「閉じた世界」と外界との隔絶を描く社会派作品。途中でハチベエがモーちゃんの首を絞めたり、ラストシーンは「僕たちは、ここに居てもいいんだ!」で軽くセカイ系。「G線上のアリア」CD付。
で、読者層を広げた後、ようやく『ズッコケ中年三人組』ですよ。更に同時発売で『ゼッコケぎゃんぶらあ三人組(麻雀尻小玉編)』と『ゼッコケぎゃんぶらあ三人組(パチスロ多重債務編)』を出せば、色んな大人のニーズに応えられる。この間に売上は恐ろしく減るでしょうけど、それでもトータルの収支は上がると思うけどなぁ。勿体ない勿体ない。
ちなみにズッコケ三人組 - Wikipediaによると、2015年に『ズッコケ熟年三人組』を出す予定があるとか。たぶんアレだぜ、モーちゃんが人妻と不倫して情事の最中に死なせちゃって、裁判で「愛の録音テープ」とか流すんだよ。ズッコケ愛の流刑地。間違いない。
それにしても2015年って那須先生73歳なんですが・・・大丈夫ですかホントに?