エロに関する販売構想

新刊はサンデーなので爆発力に欠ける感じ。りぼんの新刊も同様。やっぱり稼ぎ頭はNANAですね。『おおきく振りかぶって』のまとめ買いが複数あったのでビックリ。冬のボーナスが出たから?
棚をメンテしてて思ったのですが、マンサンとかアクション、ヤングコミック等の所謂「成コミマーク無しエロフォン」は、やっぱり纏めて置くべきなのでしょうか?今までは前任者の方法を踏襲し、各出版社の棚に並んでました。しかし区分としては純然たるエロなわけで、まとめて展開した方が販売効果がありそう。ただそうすると、同じ判型でも成コミマークアリのハードエロもあるし、表紙がエロいだけで中身は一般作品なモノもある。その辺の区別を付けていくのが、すごく手間がかかって大変そうです。
ここまで考えると、そもそも「ソフトエロ」と「ハードエロ」の在庫比率は如何様にするべきか?という命題にも行き着きます。新刊は各々の固定ファンが買うから別として、棚在庫の考え方ですね。基本的に既刊は売れませんが、現状の中途半端な品揃えより、どちらかに特化した密度の濃い売場を作った方が、売上は伸ばせると思うのです。(ここから下も一応、お仕事の話ではありますが、かなり下世話な内容を伴いますので「エッチなのはいけないと思います!」てな方はご遠慮下さい)
個人的にエロフォンは「カルピス製造ラインの動力源」なので、ハッキリ言って成コミマークの無い本に興味は無いです。また単価もハードエロの方が高いので、こちらとしては嬉しい。ただ、ここで考えなくてはいけないのが「漫画作品としてソフトエロ本を評価し、購入するお客さま」の存在。『イナカナかれっじ』とか『ヴァージンな関係』、一連の倉上淳士作品なんかは、カルピス作りの為ではなく「漫画のファンとして」の購入が多いと思います。その辺の潜在的ニーズをいかにして計るか、が問題。
もう一つ考えるべき要素が「エロ専門店」の存在。ハードエロの品揃えに特化した店との競合を考えた場合、真っ向勝負で割が合うか?という点です。どうしたって品揃えは勝てませんからねー。
あー、お客さまに直接聞きたいよー。大学でやったみたいに、店の出口でアンケート調査できたらなー。売場にアンケート用紙と回収箱置いたら、答えてくれるカシラ?どう考えても、エロ本棚の前で真剣にアンケート書いてくれるとは思えない。自分の足で他店や専門店を見てくるしか無いか。