ネット書店

ここらで一つ、オンライン書店のまとめ&紹介でもやろうと思いましたがhighbiscusさん04/7/30に紹介してるのを発見。
とりあえず上記ページに記載の無いものを2つだけ紹介。

  • s-book.com集英社小学館祥伝社白泉社照林社小学館プロダクション等の商品を購入できます。書店が発注に用いているs-book.netの一般消費者向けVerですね。
    受け取り方法としては、自宅配送の他に書店店頭での受け取りが可能です。このサイトの特徴は出版社在庫を直接照会し、出版社倉庫に注文をかける方式であること。
    本の流通経路は一般的に[出版社 ー 取次 ー 書店・ネットショップ]という経路を辿ります。要するに、書店と出版社の間に「卸」が入る訳です。そうすると「お取り寄せ」というのは、通常下記のような流れになります。

    A.卸に在庫がある場合:書店→卸に発注。で、卸の倉庫→書店へ出庫。
    B.卸に在庫が無く、出版社にある場合:書店→出版社へ発注。出版社→卸へ納品→卸から書店へ。

    当然、BはAに比べて納品が遅れます。自分の勤務先である北海道の書店の場合、Aなら通常6日。Bは10日前後です。で、s-book.com経由の注文はBの扱いであるため、場合によっては他と比べて納品が遅いことがあるわけです。
    じゃあ、このサイトの利便性は何でしょう?それは雑誌のバックナンバーが取れるという1点に尽きます。私の店では「教育技術」等のバックナンバーを注文される学校の先生方の利用が多いようです。デアゴスティーニあたりが加入してくれると、嬉しいのですけどね・・・
  • スカイソフト:洋書に強いネット書店。洋雑誌の注文ができる点が強みでしょうか。個人的な印象としては、某大手より品揃えが良い気がします。ここも書店店頭での受け取り可能ですが、地方だと加入店舗が少なくてイヤン。

さて、よく「ネット書店はリアル書店の敵」という見方がされますが、少なくとも本やタウンe-honといった取次直営系ショップで「店頭受け取り」を指定して頂ける限りは、ネット購買も小売店の利益になります。「家のPCや携帯から気軽に本を注文したい」という需要は今後も高まる訳で、それなら他にお客様を取られる前に、店頭受け取りをアピールしたほうが賢いと思います。特に常連のお客さまは「書店に足を運ぶ」ことに意味を感じていただいてるので、ネット購買をアピールしても、そう大きなマイナスにはならないでしょう。ネット経由の販売は書店に手数料が請求されるという面もありますが、本が売れないより遥かにマシですしね。
そのうち上へ打診してみる予定。販促ビラを完成させた上でね。「これレジ袋に入れたらどうすか?」みたいな。