出版社の広告展開とかWEB展開ってどうなんだろう?

ふと思ったのです。「出版社って、本の宣伝どういう風にやってるんだろ?」って。友人に「♪俺は代理店勤務 ♪毎晩ギンザ ♪チャンネーとシースー!」*1な人とか居ないんで、想像しか出来ないんですが><
自分の記憶にある範囲だと、先ずは新聞広告ですね。確かに店頭では(主に年配の方へ)一定の効果がある。あと深夜アニメ枠で原作版元が広告やってる。そのくらいかなー。まぁ大抵は自社で雑誌媒体持ってるから、そこにタダで載せればイイじゃんって話になるのか。メディアミックスされれば、それ自体が広告だって話になるのかな。
ところで新聞広告ってナンボかかるのでしょう。ググったら日経の広告料金シミュを発見したのですが……高っ! これ1回の値段か? 新聞……恐ろしい子
まぁ交渉次第で安くなるのかもしれんけど。とりあえず、結構広告に金は使ってますよ、と。ではWEB広告は展開してるのでしょうか。リスティングとか。試しに格差社会とか容疑者Xとかググってみましたが、ワード買ってるのは丸善だったりAmazonだったりです。
もちろん「WEB広告はネット書店がやって、ネット購買に繋げるんでそ? 俺たちダータでウハウハ〜ン♪」って態度はアリなんですが、彼らが取りこぼしてるワード、伝えきれない事ってあるんじゃね? WEB広告って必ずしもネット購買だけに影響するだけじゃなくね?
なんでこういう事を言い出すかってゆーと。本が売れなくなってる、これはたぶん事実。でも一方で、ニュースや映画、ドラマ等を目にした時、ネットを使って自分から情報を求める人、コンテンツを求める人の数自体は増えてるんじゃないかと思うんですよ。絶対数として。その時に、何もしなくても検索1位にAmazonがいるかもしれないけど、そこに書いてあるのはMARCのアッサリ書誌とせいぜい数人の感想程度。「あ、それスか! 原作めがっさ面白い。ホラこんな感じww」みたいな事は書いてない。「映画面白かった〜」「ドラマ萌えた〜」って人のテンションを、WEB書店がどこまでお金変換出来てるのでしょう?
本の事を一番よくわかってるのは、本を作ってる側の人達。「これでもか!これでもか!」と面白さを伝え得るのは、やっぱり作ってる人達。だったら自社のサイトでガッチリ本の紹介して、それをお金使ってキッチリとプロモすべきだと思うのです。そういう取り組みがあれば、一層多くの人達に本を手に取ってもらえるのではないでしょうか。実際にいくつか版元は結構ちゃんとしたWEBは作ってて、flash使って中身を少し見せる的な展開も最近はあります。でも現状、版元サイトまで到達する人、そこから購買へ繋がる数って、かなり限定される気がします。リーチ出来てない印象があります。想像ですけどね。
「ネットに押されてリアル雑誌だめれす! 本だめれす!」って言ってて、出版社も色々頑張ってるかもしれない。けど、肝心の戦場=ネット上での展開って、まだまだ全然出来てないんじゃネーノ? やれる事はいっぱいあるんじゃネーノ?って思った次第です。

*1:ラップ調。なぜ「ラップ」かはホイチョイを読むやうに。全米震撼である。