“ケータイ小説”に関する調査結果

回答者の年齢構成が「10代22.0%、20代34.5%、30代43.5%」と、かなり違和感。この数字を見て思うのが、調査を行うにあたって「ケータイ小説」の定義をどのように定めたのか、という点*1。「携帯電話を使用して執筆し閲覧される小説」であり「文体・語彙に於いて著しい特徴を持つ」所謂ケータイ小説を指すのか、あくまで紙での出版物をベースとする「電子書籍」を含むのかで、意味合いは全く異なってくるのだが。
まぁしかし、所謂ケータイ小説ってのは何かとバカにされ無視される傾向にあるけど、少なくとも「文章のみによって成立する物語への需要」という意味では、出版業界人はむしろ積極的に向き合って行くべきだよね。ケータイ小説的なモノを増産するべき、という事ではなくて。潜在的需要と捉えて、ここにどうやって一般的なコンテンツを買わせるかって事を考えていかないと。

*1:よく指摘される傾向としても、また紙で出版されたケータイ小説の購買層を眺めても、読者層はこんなに高くないという認識が一般的