地域間情報格差、或はネットワーク格差?

「プロフ」ってのが流行ってるらしいよ?という話を聞いた。会社のアドに入って来るメールで読んだので、ソースは詳しく覚えてないのだが。確かYomiuriOnlineだったと思う。その辺に転がってる女子高生に聞くのが確実。
要するにココの右上にあるような自己紹介枠の提供らしい。広告効果もかなり上がってるとか。俺は担当者じゃないから知らんけど。
それで、何故コレが流行してるかなのだけど。どうも初対面の人間同士とかでコレを互いに交換*1して、人間関係の潤滑油としての働きを期待するのだとか。実際メールを書いた人も「書いた時点では何が楽しいのか理解不能だったけど、他人から見せられると自分のも見せたくなった」とか。mixiみたいなモンだろうなぁ。媒体そのものの面白さ+コミュニティ的強制感。てことは、自分にゃ理解出来んってことか。
その辺りの是非云々は全く興味が無い*2のだけど、気になったのは「今では女子高生の半数が利用しているという統計も出ている。首都圏に限定すれば、実に7割にも上る。」という文言。これがどの程度正確な統計かは知らんが、以下では「ある程度正しい」として進める。
地方と首都圏で流行モノに格差が出るのは普通の事だろう。但しそれは、物理的要因の基づいた時のハナシ。現代社会では情報伝達に格差は殆ど無いハズだ。電子的な通信技術を用いたものなら尚更。首都圏だろうが地方だろうが、女子高生の携帯普及率なんて限りなく10割に近いだろう?
ではもう一方の要因ーーコミュニティ的強制力ーーつまりは女子高生の交遊範囲ーーによるものだろうか。確かに首都圏の、渋谷あたりで遊び歩いているネーチャンは交友関係が広くなりそうだが、全体から見ればその数はほんの一握りだろう。多くの学生にとっての交遊関係ってのは、およそ学内とその周辺に限定されたものだと思われるし、その数ってのは都会だろうが地方都市だろうが大差無いように思われるのだが。もちろん過疎地の高校なんてのは別の話だが、小中はともかく高校ともなると、ある程度の都市に出て来て就学するパターンが殆どじゃなかろうか。
こう考えてみると、前述の数字はとても不思議なように思える。この統計、「首都圏」とか「地方」なんて大ざっぱな枠ではなくて、サンプルの所属する学校の規模や就学地の人口、住所地の人口やアルバイトの有無と種類なんて辺りを細かく取得して解析すると面白そうなんだが。もっとも調査するコストに比して得られる利益ってのは皆無に近いけども。要するに広告枠がどんだけクリックされるかという程度の話だからなぁ。

*1:IR通信とかでやりとりするんだって。使ってる人は使ってんだねぇ

*2:もっともプロフに個人情報載せまくって犯罪に至るケースもあるそうだけど。最初はmixiもそうだったとか、そういう認識で済む話かねぇ。