ビールはエビス。

大田垣晴子のエッセイに登場する女性は「萌えキャラ」だよなぁ。つーことは大田垣自身が萌えキャラってことか。無防備で己の欲望に忠実な姿ってのは人を惹き付ける魅力があるもんだ。特に「食」に関してはソレが如実に表れる。だから世の女性の方々。男の目を気にして変に小食ぶったりするのはよしなさいな。アニメ制作者も同様である。「食が細いお淑やかな美少女」なーんて性的支配の対象という以外には興味をソソられないのだから。もっともその辺は理解されてる様子だが。(「ヒロインがなぜあえて、もりもり食べるのか。」ぬるヲタが斬る)経由)
さて。この本の感想です。

ビールに合う巧いモノとマメ知識。特別に珍しいネタは無い。同じテーマなら誰が書いてもこんな感じでしょう。にも関わらずこの本が面白いのは、著者の文章と構成、イラストの力。流石はマンガエッセイの天才。
コレを読む時には、予めビールとツマミをたっぷりと用意しておく事を強くお勧めします。3〜4ページ読めばビールが飲みたくて仕方無くなりますから。発泡酒や「第三のビール」なんて駄目ですよ。偽ビール12年の歴史が何を生んだ?欲求不満だけさ。
ところで私はヱビスビールが死ぬ程好きなのですが、製造元のサッポロビールは何だかエライ事になりそうなニュースが流れてましたね。その後どうなったのだろう。消費者としては誰に買収されても構いませんが、ヱビスだけは変わらずに残して欲しいと思います。