萌え辞典

類語の辞典 上 (講談社学術文庫 494)

類語の辞典 上 (講談社学術文庫 494)

類語の辞典 下 (講談社学術文庫 495)

類語の辞典 下 (講談社学術文庫 495)

文庫の場所空けをしてる時に発見し、しばし読みふけってしまう。客注キャンセルか何かかな。明治42年に初版発行、昭和49年に復刻したものを、さらに文庫にしたものらしい。
何が凄いってコレ、ホントに当時の本をコピーした感じな紙面なのです。なんて表現したら良いのだろう、ガタガタ?ゴリゴリ?学生の頃古本屋で、昭和初期に書かれた「旅順要塞攻防戦回顧録」みたいのを買った事があるのですが、それに近い雰囲気でした。Amazonレビューによると、活字化されていない複雑な文字を含む語彙が死ぬ程あるから、って理由みたいですね。
文章はまるで漢文みたいだし、そもそも読めない文字が腐るほど出てくるので、実用を考えれば普通に売ってる類語辞典を買った方が良いのでしょう。でも自分変態なので、こういう本に萌えてしまうのです。濡れ濡れです。欲しい、欲しいよ!
しかし。文庫本なのに1冊2400円くらいします。マジですか?2冊合わせて5000円じゃないですか。それはちょっとナァ・・・
それにしてもこの本、発刊が私の生まれた年ですよ。あまり売れてなさそうな本なのに、今までよく絶版になってないものだ。講談社GJ!