ヒロガリング

書店的にも面白い試み。こういう考え方でラノベ棚を構築していくのも「今泉棚方式」なんではなかろうか。って俺は実際に今泉棚を見た事が無い(人文書の知識が決定的に欠落してるので、仮に見ても理解できないだろうが)のですが。
これに関してid:dominoさんからご指名を頂いたりしちゃったのですが、実はそんなに詳しく無いのでどうしようってのが本音ですスイマセン。『涼宮ハルヒ』のSF設定ってのは長門さんの存在にまつわる部分が多いと思うので、「長門有希の100冊」(CAXの日記さん)が一つの指針になるのでは?と、苦しみまぎれに言ってみる。
この100冊の中から個人的にススメたいものとしては、やはりダン・シモンズの『ハイペリオン』四部作じゃないでしょうか。これを面白いと感じて貰えれば、あとはもう放っておいてもハヤカワSF・創元SFの棚回転率が上がってくれそう。あと100冊には入ってないですけど、アニメで読んでた神林長平の『膚(はだえ)の下』。「作られた人間」の成長という観点で長門さんとオーバーラップさせて読んでも良いし、神林の超人的なストーリー構築力におののきながら読んでも良し。ちなみにこれは火星三部作の完結編(時系列的には一番先)なので、シリーズの『あなたの魂に安らぎあれ (ハヤカワ文庫JA)』『帝王の殻 (ハヤカワ文庫JA)』を先に読む事を強くオススメしますが。
上の100冊にもハルヒにもあんまり関係無いのですけど「SF風味なドタバタコメディ、萌えもあるよ!」ってのが好きな方は、同じく神林の『敵は海賊』シリーズが超絶オススメ。あ、萌えって「猫萌え」ですけど。