俺の空

本屋のほんねさんで本屋併設のCAFEに関する考察が行われています。ウチのボスは突然「CAFEやるぞ!」って言いかねない人なので、その予習という意味で参考になります。個人的にも将来は小さなブックカフェを経営して生計を立てたいなぁ〜などと思ってるので、そういう意味でも興味深い記事でした。以下、自分用メモで要旨をまとめてみます。

  1. CAFE併設店の書籍売上は、在庫と売場面積の縮小にも関わらず、導入前と同程度の水準を保っている場合が多い
  2. 書籍売上が同程度であるならば、利益率の高いCAFEの併設は収益改善に繋がる
  3. 魅力有る店舗を維持するため、書籍の在庫・売場面積とCAFE事業のバランスをとることが重要

なるほど〜。飲み物・食い物ってのは儲かりますからね。気になるのはCAFE導入による費用の面か。初期投資はかなりの額になるでしょうが、ランニングコストはそんなにかからなそう。とりわけコーヒーにこだわったりしなければ、基本的なドリップのセットと簡単な厨房で良いわけだし。焙煎は外部委託、軽食を出すとしても基本的に調理無しか。人件費もそんなに多くは必要無いでしょうし。
あまりCAFE併設店を見た事が無いので、どういうニーズがあるのかがイマイチわかりません。想像出来るのは「買った本を直ぐ、ゆっくり読みたい」「目星をつけてる本を数点、ゆっくり吟味したい」「買うまでもない本を図書館感覚で読みたい」という所でしょうか。最後の「買うまでも無い本を〜」ってのは一見迷惑なように思えますが、実際それで「本の売上が落ちる」って事は無さそうですね。買う人は結局買うと思うし。むしろ本来図書館等に流れていく人がコーヒー代500円払ってくれるという点で、プラスになるのかもしれません。中には気が変わって購入するケースもあるだろうし・・・「課金制快適立ち読み計画」かぁ。CAFE良いなぁ。
自分でお店開く場合はどうなんでしょうね。店の規模が小さくなるに従って、「本で客寄せドリンクで利益」という傾向が強くなりそう。どうせなら人使わないで、自分1人で回せる店が欲しい。焙煎は自分で。夜は学生時代に鍛えたカクテルとか。函館では小さな飲み屋が採算取れる事自体が難しい状況なので、本を扱うことによるアドバンテージをどれだけ引き出せるかが問題。難しそうだ・・・てゆーか普通に無理そうだなぁ。そういや去年自分用にNOCSで注文した『ブックカフェものがたり―本とコーヒーのある店づくり』が、未だに版元調達されません。やっぱFAX注文にするべきだったか。