巡察

予定通り近所の書店を視察。某ブドウ科植物チェーンです。久々に行ったらレイアウトが一部変わってました。
入店して先ずはコミック売場をチェック。店の一辺の壁面を全部コミックに充ててるので、やはり在庫は圧倒的。豊富な売場面積を利用して、様々な作品が全巻平積みになってます。『海猿』とか『Dr.コトー』とか、もうそんなに動かないんじゃ無いかな〜と思う作品も平になってますが、凸凹があるってことは売れてるのかも。あと、これもやはり棚が多い事を利用してですが、既にコミック文庫化してるものを揃えているのが目につきました。コミック文庫売場と対比する限り、可能な限り文庫ではなく通常コミック版で売ろうとしてる様子。これは店の方針かな?他に気になったのは、既に連載終了してる作品も多く揃えている点。ああそういえば『忍空』はUJで連載再開したんだっけ。すっかり忘れてた。明日にも発注しなければ。
全体として平台は殆ど全て既刊の平積みに使われており、新刊はエンド台に集中。準新刊の類いが平台に積んであるのは少なかった。在庫は全てバックヤード保管か、或は在庫を持たないようにしてるのか。要は回転効率と商品手配の兼ね合いですね。この辺はウチでも少し検討しなければ。
次に文庫。『報復ふたたび』が一杯ある!どうやって集めたんだチキショウ。ウチでは確保が少し遅れたので、動きはイマイチな感じです。エンド台には歴代の「このミステリーがすごい」に選定された作品を置いてました。『このミステリーがすごい2006』に合わせた展開ですね。ウチでもやろうかな。「このミス」と「SFが読みたい」「このラノベ」を併せて展開が面白いかも。あと目に付いたのは、創元の『ラヴクラフト全集』が全巻平積み。売れるのか・・・?ウチは棚に各1なんですが、あまり動きません。文庫の棚が少ない中で早川と創元を多めに在庫してるのは、需要が多いのか担当者の趣味か。山田正紀の『ミステリ・オペラ』を執拗に多面展開してるあたり、趣味っぽいなあと勝手に判断してみたり。
店全体の印象として、エンド台の展開に木材を多用してるのが目立ちました。可愛らしい装飾と相まって、暖かい雰囲気を醸し出してます。チェーン全体の方針なのか、近くにホームセンターがあるので買って来て使ってるのか。ウチの売場は殺風景で無機質な印象だからなぁ。モノを買うのはボスがシビアだから難しいけど、装飾のニュアンスは取り入れたいですね。児童書担当はその辺が巧いので、教えを乞うてみようカシラ。
最後に、一番印象的だったのは従業員が元気で明るい事。「いらっしゃいませ〜」「ありがとうございました〜」って、基本的な事ですけどね。これが印象に残る事が、ウチの店最大の問題な訳ですが。てゆーか特に俺。