コミックマーケットwebカタログとサークルwebページに関する一案
C82 3日目反省会レポート、カタログのweb化に関連する以下発言から一つの案が思い浮かんだのでメモ程度に。
冬からベータ版でwebカタログを始める。ROM版の機能は載せたい。サークル一覧・詳細や配置図など。掲載するのは全サークル+連絡先を載せている抽選漏れサークル。ROM版は発売後2回の更新をしていたが、web版ではリアルタイム更新できるようにしたい。ID・パスワード制を取って見たい人だけ見られるように。最近twitterで告知すると公式サイトが固まることが多いので、サーバーの強化もしないと…。
カタログ収入についてもいろいろ考えていきたい。ご意見ご要望はwebカタログページのご要望フォームから。すでにいくつか頂いている。
スタッフ的にはアクセスの多いサークルがわかれば突発的な行列に対応できるかなと。
コミックマーケット82(2012夏) 3日目反省会レポート - 橋本充電中
「サークル毎のアクセス数を把握して突発的な行列に対応」というのは、極端な例で言えばアニメスタッフ本発行サークルがまとめサイト等の影響で注目を集めるとか、或いは特定作品の人気上昇とエロい布頒布による異常集客とか、そういうアレでしょうか。
この方向性は個人的にもすごくアリだと思っていて、であればいっそサークルさんのWebページも巻き込ませてもらう形にしてはどうか、というのが今回思いついたアイデアです。以下ざっくりしたイメージ。
- 準備会側で所謂「アドサーバ」を用意する(参考:アドサーバーとは 「アドサーバ」 (ad server): - IT用語辞典バイナリ)
- 参加サークルのWebページに上記のアドタグ(バナー配信用タグ)を設置してもらう
上記を行う事で、以下が可能になります。
- 各サークルのWebページについて、imp(バナーの表示回数≒PV)が把握できる
- 各サークルのWebページへ、準備会側で任意のバナーとリンクを表示可能になる
1について。twitterや2chで話題になった場合、恐らくサークルの告知ページPVへ反映されるだろうという推測に基づくアイデア。恐らくカタログ内のサークル毎閲覧数よりもダイレクトな反応が観測できると思う。1を実現する為の手段として、アドサーバの準備とアドタグの設置があり、結果として2も可能になるという流れ。で、2については以下のように色々な活用ができるものと思います。
- 準備会側からの告知(マナーや注意事項、イベント案内等)が広く可能になる
- ネットワーク全体の規模次第では、枠の有料販売もできる
- 企業ブース出展企業の広告出稿
- その他、アニメ・ゲーム系コンテンツの出稿
- 一般参加サークルの出稿
- 閲覧者の行動(Web版カタログでのチェックサークルや、閲覧したサークルWebページ)に基づいたサークルレコメンド(あなたはこのサークルの本も興味あるのでは?的な)が可能になる
1について。現状コミケの体制でココが弱いと思っていて、コミケの公式サイトかtwitterをちゃんとウォッチしておく必要がある。ネットワークを使って色々なサークルのWebページで告知させてもらえば、見てもらえる機会を増やせる。
2については、コミケ運営資金捻出の手段として。これは全体でどの程度のPVが発生するか次第。
3についてはAmazonのレコメンド的なイメージで、参加者が色々なサークルへ興味を広げる一助になるのではないかと。言うは易しで、実際そのロジックを構築するの大変そうだけど。
ざっくりこんなイメージ。課題・懸念点考えると、以下のように色々ある。
- アドサーバの構築と維持に結構な金額とリソースが必要っぽい
- 全体で収益化できる程度のPVがないと赤字ばかりできそう
- 実際どの程度のサークルさんが協力してくれるか
- Webページ持たずに対外窓口がPixivやtwitterだけのサークルさんの数も考慮に入れる必要アリ
結局のところボリューム面の問題が大きな壁になりそうで、やるなら例えば企業ブース出展社さんなんかにもアドタグ貼ってもらったり、或いはWeb版カタログ内でも同様の仕組みを使うとかして、全体PV増やす方法をもっと考える必要ある。
以上ざっくりした素案として。もう少し現実味のある話に落とし込めれば準備会の要望フォームから提案してみましょうかね、という感じですね。
追記1:ボリューム的な事と将来的な発展性を考えると、「サークル参加者」に限定せず広く利用可能にして「アニメ・コミック系に特化したアドネットワーク」という方向性に持っていった方が夢が広がるのかも。インセンティブとして普通の掲載料分配ではなくて、コミケに関連したモノや権利の付与を行うみたいなモデルも妄想できるし。
追記2:この手の話、既にウェブ系の代理店とかからは提案はされてそうだよね。