氷菓

結論から記すと、古典部シリーズかなり好きなので放送4時間前から再読する程度に気合を入れていた反動でキレた。


製作サイドは折木奉太郎を中心とする若者の心のナントカを描きたいのかも知らんが、こっちは高クオリティ日常系ミステリを期待してたので恐縮ながら大変アレです。


例えば部室の鍵のシーンは、可能性を一つ一つ検討する過程と、千反田が気付いた「階下の音」からの一気呵成な推理構築とでホータローの推理力と「日常ミステリの楽しさ」が読者に“お披露目”されるかなり重要な話なのだけど、まさかあそこまで簡略化されるとは思わなかった。とても勿体無い。


1話の調子で各巻短編からラッシュのように話を持ってきて駆け足の構成にするよりは、いっそ徹底的に細かい描写で『氷菓』オンリー12話やって欲しいとさえ思う。



まぁ律っちゃん可愛いので文句言いながらチューナー2個で録画し続けますが。