K-20


そこそこ楽しめるバカ映画。二十面相の「お約束」はキッチリやるし、ジブリ的(パヤオ的?)なお姫様(松たか子)もなかなか素敵。いやしかし、憧れの「BDバッチ」が悪魔の紋章にすら見えてワロタ。
「第二次大戦が回避された、超絶格差社会の旧体制日本」が舞台って事で、基本ドイツ語表記(パトカーに“Polizei”)だったりするのが個人的にgood。陸軍情報局の警備兵なんか、正にケルベロス。一瞬モーゼルが見えたのは気のせい?
金城が「二十面相を捕まえる(=二十面相になる)特訓」って言って、帝都を一直線に駆け抜ける(どんな障害物があっても真っ直ぐ走る)シーンは凄いアクションなんだけど、アレをどうやって撮影したのか気になる。いくらスタントでも無理だろうし、かと言ってCGとは思えない画なんだよね。
真面目に見るとツッコミ所が満載なので、笑って見るが吉。でも明智のタネ明かしだけは納得できかねる。物理的に無理だし、小林少年だって知らなかったっぽいしなぁ……